★ショーン・オブ・ザ・デッド
●久しぶりに
スカッと笑える傑作(?)に出会った。ホラー映画(ゾンビ物)は、好きじゃないけど、映画好きの人にはオススメの作品だ。タイトルの写真からして、絶対に
ゾンビがウヨウヨ出てきて、人肉を貪る内容だろうと予想できるんだけど、何故かネット上での評判が良いので、不思議に思ってDVDをレンタルして見た。
●だらしない共同生活をしている男が、パブの「
ウィンチェスター」(=銃の名前=主戦場)で恋人と口喧嘩をしているシーンから始まる。登場人物の関係や性格を短時間で
テキパキと説明し、すぐに物語りに集中させる演出がうまい。冒頭の恋人との別れ話を見せられて、どこがゾンビ映画なんだと不思議に思いながらも、街の様子が次第に変わっていく。
●なかなか気がつかない主役達にイライラするが、庭に来たゾンビにさすがの
鈍感コンビも異変に気づく。武器もない彼らは、コレクションのレコード版を投げつけるが、そんな場面でいちいち残すべきか悩む姿が微笑ましい。(自分が好きな「
ダイアー・ストレイツ」は投げられてしまった)
●ゾンビから逃げてパブにたどり着くが、そこでの戦いがおもしろい(?)。ヘッドフォンで鑑賞していたが、ゾンビに襲われて内蔵とか食いちぎられているシーンなのにゲラゲラ笑っている父親を、そばで見ていた子供は勘違いしたかも知れない・・・。
●
クイーンの曲が効果的に使われていたが(さすがイギリス映画)・・・
最後の「
You're My Best Friend」は、最高のブラックジョークであった。
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