★「慟哭」(貫井徳郎)
●タイトルは「どうこく」と読む。
ふだんあまり使わない言葉なので、調べて見ると「声をあげて激しく嘆き泣くこと」とあった。
なるほど、読み終わった後に上手いタイトルの付け方だと思った。
●この言葉から連想したのは、工藤静香さんのヒット曲だ。
https://youtu.be/Y-vtEQJTwI8
●連続幼女誘拐殺人事件の犯人?の話と、その事件を調査している警察側の話、それが交互に語られるので、シンプルな構成で読みやすかった。
●最後の一行でイヤな気分にさせられるけど、これがイヤミス(読後、イヤな気持ちになるミステリー」のこと)の良いところなんだろう。(しばらく頭の中に残るな)
●調査する刑事が犯人の名前を呼ぶシーンに思わず声を上げたくなった。
交互に展開されていた物語の意味が分かり、まんまと騙されていた事が分かった。
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