★「七回死んだ男」(西澤保彦)

アラクローズ

2021年08月21日 06:00


●ミステリー小説の古本を何冊か買った内の一冊。
 一番読みやすそうな薄い本から読み始めた。(本を読むようになったきっかけは、小学生の時の江戸川乱歩の少年探偵団シリーズかな、それから洋物ミステリーに夢中になり今に至る)

●主人公(高校生)の名前が、大庭久太郎(おおばひさたろう)。
 皆から「キュウタロウ」と呼ばれている。(オバケのQ太郎?→昭和の人しか知らない?)
 
●彼には、ある特異体質(能力?)がある。
 それは『ある一日を九回繰り返す』というもの。
 この「反復落とし穴」に入り込んだ時に、跡継ぎを誰にするか悩んでいた祖父が何者かに殺される。

●主人公が誰が殺したのか突き止めて、爺ちゃんが死なないように、同じ一日を繰り返すけど、結果が変わらず七回も死んでしまう。
(夜中の12時にリセット、最後の回の一日が決定版となる!)
 →この設定を受け入れられないと先に進めない。

●作者のあとがきには、映画「恋はデジャ・ブ」(同じ一日を数十年繰り返す?→オススメ)に着想を得たような事が書いてあった。

過去の記事→https://arakuro.ti-da.net/e9561552.html
 

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