★「海の見える理髪店」(荻原浩)
●おきなわマラソンに向けてそろそろ練習しないといけないと思い、朝から着替えて走ろうとしたら外は雨だった。
仕方なく、雨の止むのを待って、家でゴロゴロしていたけど、結局一日中雨で走らなかった。
本を読んだり、映画を見たりして過ごしたけれど、以前に読んだ本の感想が残っているので、それを先に書いておこう。
●この作品を読むつもりで、先日似たようなタイトルを間違って借りて読んだ事は以前に書いた。
その本は、図書館の新作コーナーに並んでいたので、迷わず借りて休日に読んでみた。
●6編の短編があって、結局途中の3編目を読み終えたところで、少し飽きてしまって一旦図書館に返却した。
●イラストにある理髪店を中心とした話かとも思ったけど、各編とも繋がりはない独立した話のようだ。 (たぶん)
タイトルにもなっている作品が最初にある。
冒頭に理髪店の建物の様子が書かれているけど、表紙のイラストのおかげですぐにイメージできた。
●そこに評判を聞いて予約してやってきた青年と床屋のオヤジさんとの会話が中心に話が進む。
高倉健さんを想像させる大物俳優さんの髪を切った話や、慎太郎カットで儲けた話など、昔話を聞かせながら、悲しい過去も分かってきて・・・。
最後に青年の髪の仕上がり具合を確認するオヤジさんの気持ちがいろいろと考えさせられた。
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