★「幸せなひとりぼっち」(フレドリック・バックマン)
●図書館司書さんのオススメで手にしたけど、こんなに読むのに期間がかかった本は久しぶりだ。
スウェーデンのお話で、登場人物の名前が見慣れないカタカナなので、どうもイメージしにくい。
●おまけに映画のカット割りのような(?)展開で、盛り上がろうとするとまた別の場面に変わる構成。
半分まで読むと、だいたいパターンが分かってくるけど・・・、どうも勢いがつかない。
●主人公の偏屈爺さんと近隣に住む住民(特にイラン人女性とその娘達&ノラ猫?)との交流を描いている。
途中にこの爺さんが若かった頃のエピソードが挟まれる。
(サブタイトルに「若者」とあるので分かる)
●最後のエピローグは良かったですね。 ウルっときました。
読むのに苦労した分だけ、このまとめ方には感動させられた。
●最後まで住居地区に車を入れない事を気にしながら、妻の元に旅立つ彼が微笑ましかった。
●妻に先立たれて寂しい生活を送る爺ちゃんが、何回かいろんな方法で自殺しようとするので、暗くなりそうなんだけど・・・、
もう少しというところで、腹立たしい住民達に邪魔されるのは運命だったのかな。
●映画化もされていて、ネット上での評判もかなり良いようなので、そちらも見てみたい。
予告編を見たけど、面白そうですね。
これを先に見てから、原作本を読んだ方がいいかも知れない。
関連記事