2020年10月26日

★「大きな嘘の木の下で」(田中修治)

★「大きな嘘の木の下で」(田中修治)

●眼鏡屋さんオンデーズの社長さんが書いた本。この方の本を読むのは2冊目だ。チョキ
 最初に、この本が「成功者が人生の勲章として書き上げた、所謂成功ノウハウ的な本ではない」と始まる。
 電子書籍を読むときは、気になった個所に印をして後から見返すんだけど、今回はその量が多かったな。びっくり!

●「幸せ」という言葉は「状態」を表すものではなく、瞬間、瞬間に感じる「感情」を表すもの。
 人間は配られたカードで勝負するしかない。自分に配られたカードの可能性を最大限に活用して、努力をして、自分がいかに成長して豊かな人生を送れるかを考えた方が人生は絶対に楽しい。ニコニコ

●お金持ちになる為には、まず「目の前にあるお金は、ただの紙だ。交換の為のツール」と認識することが大切だ。
 お金持ちほど実は「お金なんてただの紙切れだ」と思っている。
 自分の貴重な時間を、お金とだけ交換するなんて絶対にやめてほしい。
 人脈や経験、技術に知識など、お金以外の「何か」もプラスして手に入れなければいけない。ヒミツ

●お金を沢山手にしたければ「これは得な交換かどうか?」という発想に切り替える。
 仕事をする中でも指示された作業をただこなすだけではなく、「交換できるもの」を自ら増やさないといけない。
 スマホのゲームは、時間と単なる一瞬の喜びを交換しているだけ。いまいち費用対硬貨が悪い交換。

●若いうちはどんどんお金を使わないといけない。沢山ゲームをして、ゲームの達人を目指す。
出世」とは「人から必要とされている」ということ。目指すべきことは、人から必要とされること。丸得
●いざという時に、本当に自分を助けてくれるのは、お金ではなくて、その時までに培った自分の価値と、その価値を必要としてくれる人たちのとの信頼関係。ハート
●若い人ほど、自分の今の生活が永遠に続くような幻想を持ってしまっている。
 実は、すごく薄い氷の上を歩いていて、いつ何時、足元の氷が割れて冷たい水の中に落ちるかわからない。ヒミツ

●使命としてやっている人や、意味を見いだしてやっている人、楽しみながらやっている人は、多くの人から必要とされその価値をさらに高めていく。
 お店が人で選ばれる時代になるのは遠い先の話ではない。もう今の時代がそうなのだ。
 機械がどれだけ人間の仕事を奪っても、人間は結局、新たな需要を作り出し「労働をしていまう」生き物。

●「ゲーミフィケーション」仕事をゲーム化する為の仕組みや制度、環境を作れば、どんな仕事も工夫次第でゲームのように楽しめる
 仕事をゲーム化する為の5つの要素。「成長」「育成」「バトル」「収集」「交換」
 OWNDAYSでは、役職が上がるとユニフォームにつけるバッチの色が変わる。形のあるものを渡すことがとても大切。
 自分の成長を確認できたり、周りに示すことができる「アイテム」が成長を演出する要素として大切。
●部下や後輩の育成。みんなで共に学び、教え合うことを自分たちの大事な文化としてそれぞれの仕事の1つに加える。
 人はみんな、育てることが大好き
●全ての管理職は社員同士による選挙で決められる。
 原則として「辞令」というものが存在しない。店長や管理職を決めるのは「選挙」だ。
 仕事で成果を出す為には「やれそうか?」ではなくやりたいか?」が実は一番重要
 「情熱・やる気」という力は、仕事を成功に導く為に、とても大切な要素。夢中は、どんな努力や才能にも勝る。
 この人事の方法の利点、「直属の上司が嫌な奴でも、自分の出世には何も影響がない」。ニコニコ
 離職率が下がった。「自分の保身の為に上司に気を遣う」という人生で一番無駄な作業が消滅した。
 給料や待遇、責任はできるだけ格差をつける。そこに挑戦する「機会」は常にみんな平等かつ均等に。
●社内で独自の「仮想通貨」を発行。
 貯まったマイルは様々なものと交換、海外旅行や「休暇」にも換えられる。社内の人たちのアプリで贈り合える。
 お客様だって、楽しく笑顔に溢れたお店で買い物をした方が気持ちがいい。

●毎月、数十冊以上のビジネス書を読む。ゲームの攻略本を読んでいる感覚。
●「働き方改革」は、すごくラッキー。ライバルがどんどん仕事をしなくなる
 ただでさえ仕事にハマっていない人たちがさらに時間まで削ろうとしてくれる。
●仕事のやり方はいくらでも教えられるが、「やる気」だけは誰にも教えられない。
 やる気はあくまで自分の中から芽生えてくるもの。
 世の中の多くの人が「仕事がつまらない」と嘆いている。
 仕事がつまらないのではなく、自らつまらないように仕事を捉えているだけおすまし
 楽しむことを放棄して自ら「労働」にしてしまっているだけ。

●成功にまつわる本が売れるのは、いくら本を読んでも成功などできやしないから。ガ-ン
 ダイエット本も同じ。どの本を読んでも痩せられないし、成功もしない。
 勇気を出すために、自分を奮い立たせる為に読むのはいいと思う。
●成功を学ぶことよりも大切なことは「失敗を管理」すること。
 大切なのは、勝ち方を考える前に、負けそうな要素を片っ端から潰していくこと。
「クレーム」に関しては、ほとんどが同じ原因で引き起こされるものばかり。
●会社を潰す社長のパターンはみんな一緒だ。会社を潰す人の多くは不真面目だ。

相手を否定してから話する人は、万人に嫌われる。自分の自慢話ばかりする人も嫌われる。聞かザル
●一番多くの時間を割いて学ばないといけないのは、とにかく「他人が起こした失敗」。
 一番好きな読み物は、帝国バンクの「倒産情報」。勝つ為には、負け戦を研究しないといけない。

●自分の人生を思うようにコントロールすることができず、成功できないと嘆いている人は、みな「行動していない」だけ見ザル
 行動すれば人生のほとんどのことは思いどおりにいく。「たったそれだけ」なのだ。
 行動を起こせる人になる為には、毎日違うドリンクを飲めばいい。2度と同じ飲み物を飲まないようにする。びっくり!
「リスクを取る」「チャレンジする」という行為は、「今までと違う行動を取り、せっかく作り上げた自分の規則性を壊す」ことになる。
 一事が万事、どんどん変化できなくなっていく。だから、常に新しい変化を意図的に選ぶべきピカピカ
 どんどん行動を変えていく。すると、新しい世界が広がる。新しいチャンスもやってくる。
 その変化の先には、自分の想像もしていなかったような世界が必ず待っている。
 飲み物や昼メシのリスクすら取れないような人が、人生に関わるリスクなんて取れるはずはない汗

●他人の目を恐れ、自意識過剰になるということは、同時に秘められた無限大の可能性を潰すこと。
 失敗したって大丈夫。誰もあなたのことなんて見てやしないから。人の目なんて気にすることはない。
 自分の声に従って、正直にやりたいことを、思う存分にやればいい。ガッツポーズ

●「特に夢とかやりたいことがない」ぐすん
 ①「できるようになりたいこと」、②「手に入れたいもの」、この2つを書き出してみる。
 もっと目の前の、今自分が手に入れたい小さな「欲」に向かって、必死に取り組んでみることが先だ。
 社会に出てから肝心なのは「本気」で挑むことだ。人に頼らず自分の足で立つということ。
 寝る間も惜しんで、1秒も無駄にしないで全身全霊で取り組めば「できるようになりたいことは」できるようになる。流れ星
●夢とか目標なんていうものは、毎日を頑張って、魂を振り絞って精一杯生きた人にだけ、ある日突然、神様が与えてくれるご褒美。

人生において「選択」にはあまり意味がない。どっちに行っても結果はほとんど変わらない。
 選択する事を、まるでウルトラクイズの〇×みたいに考えすぎ。人生における選択の先には、どちらにも天国と地獄が待っている。
 そのあと、どう行動したかが大事キラキラ その選択が正解になるのも間違いになるのも、自分の行動の結果。
 選択に悩んだ時は、何を基準に選ぶべきか? 「迷わず面白いと思う方を選べ
 全ての努力や才能も、夢中という力にはかなわない。

●自分の欲望を満たす為には、周りの人みんなを豊かにするのが結果的に一番効率が良い。
 稲盛和夫さんの「利他の心」は経営者の間でとても有名。
●様々な改革を推進していく中で、一番的外れだったこと。「スタッフの不満を解消しようとすること」
 スタッフの不満は、解消しても解消しても、決してなくならない。人間とは本来我儘な生き物。
 会社にとって一番大事なのは、関わる人たちの不満を取り除くことではなく、「納得」してもらうこと。
 会社にまつわる全ての事柄をできる限りオープンにし、みんなが納得して働ける環境作りを意識。

●出世することを人の上に立つとは定義していない。「中心に近づく」と定義。
 出世とは人から必要とされること」、中心に行く為には、その円に属する人から必要とされなければいけない。
 今の時代に「人を管理する」という発想自体がもう時代遅れ、人を管理することが仕事の管理職も不要。
●上司の仕事は、部下に失敗させることではなく、部下の仕事を100%の確率で成功する為にしっかりと伴走してあげること。ハート

●社員には、基本的に何も期待しないようにしている。人に期待することをやめると、精神的にとても楽になるラブ
 人に期待しない生き方をすると、日常の些細なことでも、とても嬉しくなれるし、感謝の気持ちも沢山生まれる。
●「最近の若い奴はすぐに会社を辞める」の真実
 今時の若い奴らはスマホの普及によって、転職するのがとても簡単になった。
 40代や50代のオッさんたちが若い頃は、会社を辞めたくても辞められなかっただけ。がーん
 「最近の若い奴はすぐに会社を辞める」という状態は、正確に言うと「若い社員をすぐ他の会社に奪われている」という状態。ぐすん

●「5年で社長を退く」宣言
 言い続けて10年近く経つので、真実味もなくなってきた。
 経営者としてのエネルギーを失ってから、後継者を育てようと思っても遅い。
●自信なんて、どれだけ待ってもつくものではない。自信は全部あとからついてくる。順番が逆。
 「まだ自信がない」というのは、問題を先送りする為の体のいい逃げ言葉汗
 どんなこともやってみなければ分からない。やってみて、もがいてみて、気づけば、それなりに「自信」がついてくる。
 「行動することが一番大切だ」→「百考は一行にしかず」。全ての中で行動する事が一番重要。イチゴ

●調子に乗り、周囲におだてられて、数々の若手社長と同じく、自分語りのノウハウ本を出版してしまった事を悩んでいる事を妻に相談したら
「心配しなくて大丈夫よ。だってあなたは、もう若くないじゃないの・・・」シーサーオス
●人生は、いつだって辛く苦しいし、嫌なことで溢れ返っている。眠っzzz
 だけど、人生はそれ以上に楽しくて素晴らしくて最高なものだ。サクラ


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Posted by アラクローズ at 06:00│Comments(0)本の感想
 
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プロフィール
アラクローズ
アラクローズ
●子供が三人(全員男)の父親。
 「早起き(4時半起床)、(・・・すると必然的に)早寝」がモットー。

●ダイエット目的で始めた(スロー)ジョギングも逆に体重増(食欲旺盛)になったけど、おきなわマラソンは15年連続完走。
(残念ながら、腰を痛めたせいか2年連続リタイヤ中・・・)

※「脊柱管狭窄症」と診断され、全ての運動を止めなさいと指導された。
 素直に従う事ができず、ユーチューブで対策体操の動画を見つけて、朝のストレッチに追加して続けていたら、足の痺れが良くなった。

 その成果が出たのか、タイムは悪いけど、どうにか2年連続完走できた。

●毎朝ストレッチ体操で一時は7kg減量に成功したけど、走った後のビールが美味しくてリバウンド。
 
●知人に本を読みないさいと説教されて、しぶしぶ昼休みに読み始めたら習慣となった。
 
●休みの日は、できるだけ子供のミニバスケに付き合うようにしている。
(9年間関わった後、末っ子も中学生になって卒業)

●わずかな隙を見つけては、パソコンでの映画鑑賞。子供が大きくなって手が離れたら、本格的にリビングのプロジェクターで楽しむのが夢。
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